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AMD64 Software Visual Studio .NET 2005 Professional beta2 編

 beta 2にバージョンアップしたVS8だが、今回はマイクロソフトの早期評価サービスからソフトを注文して発送してもらった。金額的に安いので決済が問題ない人はお勧めである。

 そして使用に関してはいくつか注意点がある。
 まずインストールについてだが、以前のbeta 1の環境が残っていると、どうも満足にインストール出来ないようだ(本当にそれが原因かはわからないが、少なくともOSをクリーンインストールするとこの問題は発生しない)ちなみにAZUCOがインストールした環境は次のような物。基本的にWin32/x86/x64以外は使用しないので、かなり少ないチェックになっているw


 次にプロジェクトのコンパイルオプションによっては、以前の環境では動かないバイナリが出来上がるようになっている。恐らくこれは.NET2.0とx64対応の関係からデバッガが複雑になった為ではないかと思われる。この問題に関しては次のように「デバッガのタイプ=ネイティブのみ」としないとマネージデバッガの無い環境ではデバッガとリンク出来ないためか実行できない。


 次に何故このような仕様なのかはかなり謎なのだが、ウィンドウプログラムでコンソールをアタッチするソフトは、デバッグ時に出力が何故かVS8側のウィンドウにデフォルトでリダイレクトされるようになっているので、VS8のオプションで下記のように設定すると、従来と同じようにそのままコンソールに出力されるようになる(まぁこんな事が問題になるのはかなり限られた人間だけだろうが・・・・・)



 上記のように今回のb2から更にマネージコードに触れる機会が非常に多くなってきたように思う。前述の旧来の環境では動かないという問題はなかなか複雑で、b1の時に作例で書いてあるzlibにしろネイティブと明確に設定しないと、マネージ混在のlibとして認識されてしまい、それを利用しようとしているプログラム側のコンパイル時に「マネージコードが混在している」とwarningが出る事になる(まぁこれ自体もリンク時のコード育成/LTGCを有効にすれば回避できるのだが・・・・)こういった環境を選択する部分はもう少し明示的にわかりやすく選択できるように製品版では改善されていて欲しいものである(もっとも簡単に選択できるとしても、こういった環境が複数種あるのでそれをちゃんと理解して選択しなければならないと言うのはわからない人にはかなりつらい物があると思うが・・・・・)